オーストリアの性教育絵本
リナのぼうけん
わたしのからだ、
だいすき!
定価:¥3,300 (税込)
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日本の皆さまへ
思春期を迎える子どもたちが、自分の体について興味を持ち、主人公リナのように自分の性器ともっと自然に向き合うことができるように、私たちはこの児童書を通してお伝えしたいと考えています。
そのため、リナの冒険のお話と共に、身体に対するイメージ、衛生面、体毛、ヌード、性教育などの重要なトピックにまつわる知識も提供しています。これらのページの隅には、小さな虫眼鏡が付いています。
言語は現実を創造し、それを形に変えていきます。正しく、偏見のない性器の呼称は、身体に対するポジティブなイメージの基礎となり、それに伴い人としての自信を深めることができます。
本書では 、不安やタブーにとらわれることなく、外陰部をテーマとして扱っています。なぜなら、身体のすべての部位を偏見にとらわれず命名することは、思春期の子どもたちのアイデンティティ形成にとって非常に重要であると考えているからです。
様々な性別のなかで、本書では少女のリナに焦点を当てています。私たちは今の社会の多様性に責任を持って対応したいと考え、そのためイラストでは、人とその身体性を多彩で多様な形で表現しようとしました。
本書は、子どもたちの希望や興味に応じて、全体または部分的にでも読むことができます。この本が皆さまの疑問に答え、耳を傾け、年齢に応じた答えを出すための良い機会になり、そして良い空間を与えてくれることを願っています。
原作者チーム


カタリーナ・シェーンボーン = ホッター[心理学者/教育者]
心理士。女性の健康と性の教育者として若者との性教育のワークショップで幅広い経験があります。
最初は3〜5歳対象で絵本制作を考えていましたが、女性性器名称を知らない人が多く、大人にも絵本に興味を持って欲しくなりました。
特にターゲットはなく皆さんに読んでいただきたいです。

フロー・ザッフェルマイル[作家]
子供と青少年の劇場の作家。リナの冒険は、イタリア語版も出版が決まっています。日本の方ともこの絵本について話し合っている瞬間が嬉しいです。この絵本が突破口にからだの違いを受け入れること、自然に子供と会話できること、子供の興味を見つけること、親が絵本を通して会話できることを願っています。

リサ・シャーロット・ソンバーガー[美術史家/幼稚園教諭]
幼稚園の教師であり、金細工職人、美術家です。女性器に対して名前を考えたことがなった人が殆どの中、絵本を使ってディスカッションで新しい発見があったなど嬉しい反応がありました。

アンナ・ホーラク[挿絵]
新星のイラストレーター。
カラフルな絵の具を使って、そしてたくさんの愛情をもって、リナを描きました。
日本語版制作チーム


かめやまじゅんぺい
翻訳