夜のマッサージ・セッションの感想です。
キャンドルライトとアロマの効果に寛いだ雰囲気の中、先ず私が受ける側で柔らかなマットに横たわりパレオ一枚を被せて貰い始まりました。
うつ伏せた私の肩胛骨に相方さんの両掌がゆっくり近づく気配を感じました。そっとお手当てされしばらく動かさず置かれるうちに、暖かい悦びの波が細胞を伝播して行くのが感じられました。
髪の毛から指先に至る迄、裏も表もマッサージを受けるうちに私の身体は副交感神経優位になり全身緩んで幸せいっぱい。
役を交代すると、私の掌からも「素敵なエネルギーが出ている」ことを伝えられて嬉しかったです。
マッサージ後のシェアで向き合ったとき、お相手の体が暖かく輝き如来像のように見えました。
ペアの相方さんとはリトリートが初対面なので恋愛感情はありませんでしたが、この悦び合い感覚は男-女,に限らず女-女,男-男,でも再現可能だと思います。
信頼して深い呼吸で愛おしくやさしくタッチし合えば素敵な共鳴感が湧き上がることが確認できました。
しかもこのリトリート限りではなく、日常でも再現出来る普遍的なことでした。
私はヘテロ志向ですが、LGBTQ者への壁(偏見)が消えたように思われます。今後、営むmaking loveにおいて価値観が大転換しました。
二人が喜びに共鳴していれば、勃っても勃たなくても、挿入があってもなくても、射精してもしなくても、お相手がオーガズムに達しても達しなくてもオーライ。
登山に喩えるならば、息せき切って頭頂を急がない。「今夜は疲れているからよして」ではなく、逆。お互い愛おしい掌で愛撫して副交感神経優位になり、ゆったり満たし合うことを共有したいです。
二人の身体・二人の呼吸・二人の気付き次第では山麓のハイキングでも十分豊かなmakin' loveになります。
OSHOの語るように「自分と相手の身体の反応を静かに見つめる気付きの視点をもって臨むことが要だ」ということがよくわかりました。
凡そ男性は交感神経優位で一気に駆け抜けてしまいがちで、こんな体験が男性にも起こることはほとんど認知されないように思います。素晴らしい境地に導いて頂きまして、どうもありがとうございました。
(ヒコ)