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Message from translator

翻訳者・亀山純平より皆さまへ

 時間の許すかぎり、10~12歳ぐらいの対象年齢の絵本なども調査して、翻訳に反映させてみました。絵本というジャンルでは、高学年のお子さまが読むものには意外と漢字が使われていないので、前書き、性器などの名称、説明のページ以外は、できるだけ分かりやすく表現しています。そして、専門用語が含まれるこの絵本は一般的な絵本よりも難易度が高いと思いますので、読者の子供たちの集中力が最後までなくならないように、特にリナが描写されているページは出来るだけ文章を短くしました。そのため、日本語特有のオノマトペ(物事の状態を表す擬態語ふっくら、すべすべなど)を多用してます。作家さんたちにも回答していただき、私が疑問に思っていた部分もなんとかクリアになり翻訳をすることができました。

タイトルについて


 ドイツ語のタイトルは言葉あそびのような意味があります。タイトルの「Entdeckerin」には動詞「Entdecken」が隠されていて、「Entーdecken」のように分解して解釈すると「これまでタブーとされて覆っていたカバー/毛布 (Decke)  を取り除こう (Ent-) とする、冒険家の少女の姿」という意味が含まれているようです。こうした思いと、作家さんとやり取りしている中で印象的に発言されていたのが「性器に関する言葉を自分自身で積極的に選択してもらいたい」という気持ち、こどもたちの「なぜ?」「なんだろう?」という好奇心、さらに表紙のイラストの印象から、日本語翻訳のタイトルとなりました。


翻訳版絵本を手に取って下さった皆さまに、”リナの発見の旅”を楽しんでいただければ幸いです。