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私たちの活動

自分と人を愛する」根っこづくり
ボディポジティブ、はじめます

体型、身体の傷、身体の特徴といった〝見た目〟で差別されたり、自分を恥じたりする悲劇をなくそうと、2010年代に始まった世界的ムーブメントが「ボディポジティブ」。「#BodyPositive」というハッシュタグで、「ありのままの自分の身体を愛そう」という機運がファッション界を中心に広がりました。

 

今では「太っていてもクール」「身体障がいがあってもカッコいい」、そんな新たな美意識も生まれています。
でも、「ありのままの自分の身体を愛そう」というメッセージは、ファッションの世界にとどまらない、もっと本質的で、現代人にとって大切な理念ではないかと思うのです。     

現代の暮らしでは、身体を使って働くことがとても減っています。便利な道具や合理的なしくみの多くは、
この百年ほどの間に整ったものですが、生物としての人間は百年くらいでは変わりません。
そのため急速に「身体を使わなくなった」暮らしが、
現代人の身体と心に、さまざまな影響を及ぼしているのではないかと思います。

なかでも影響の大きいものが、子どもたちの成長です。自分の身体を感じて知る幼児期、身体と心の激しい変化に戸惑う思春期——子どもがすこやかに成長するには、自分の身体と正面から向き合うことが、どうしても必要です。

そして現代社会で、自分の身体と正面から向き合う機会や環境を子どもに与えるのが、トータルな性教育です。
しかし日本の性教育は、先進国の中で大きく後れを取っています。ユネスコ(国連の教育専門機関)などが協同発表している「国際セクシャリティ教育ガイダンス」(2018年改訂)の内容と日本の性教育を比べてみると、その違いにがく然とするほどです。

さらに、性の科学的理解と肯定は、大人にも重要です。
大人自身にそれが欠けていると、子どもに示すことができません。まずは大人が、自分や他者の身体を知って、生物としての人の性を科学的に理解し、全面的に肯定すること。そして、それを子どもに正面から伝えていくこと。

現代の大人と子どもの双方に必須と思えるこの性教育を、私たちは「ボディポジティブ」というキーワードで呼ぶことにしました。

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私たちの活動

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オーストリア発の絵本
『わたしのからだ、だいすき——
リナのぼうけん』の翻訳出版

ボディポジティブ」を楽しく学べる性教育絵本。対象年齢は5歳前後からですが、何歳からでもOKですし、また大人も性をポジティブにとらえるきっかけをつかめます。

絵本ファシリテーター」研修の開催

絵本『わたしのからだ、だいすき』を子どもに読み聞かせるコツや、絵本をもとに子どもと性の話をするノウハウも学べる1回完結の研修です。

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「ボディポジティブ」にかかわる
セミナー、研修の開催

「ボディポジティブ」を楽しく学べる性教育絵本。対象年齢は5歳前後からですが、何歳からでもOKですし、また大人も性をポジティブにとらえるきっかけをつかめます。

ことばは現実を創造し、それを形にしていきます。
たとえば、あなたが女性なら、
自分の性器をなんと呼びますか?
その名前を呼ぶと、どんな感じがしますか?
その時、愛を感じられますか?
性器は私たちの生命の故郷。
その場所を、どう呼びましょうか?

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私たちの見た目は一人ひとり、みんな違います。
性格も、体型も、髪の色や肌の色も。
だけど、みんな同じ成分からできています。
みんな子宮で育まれて、地球に誕生しました。
私たちは、みんな同じ故郷からやってきたのです。

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生命が芽吹くことは、奇跡そのものです。
だから、人はみな生きる奇跡。
…実感できませんか?
ならば、さあ、私たちの「故郷」を冒険する旅へ、
一緒に出かけましょう。

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